【HOGA 樹洞撮影カメラ開発の歴史】 |
HOGAでは樹洞カメラの開発を、1994年頃から開始しました。当初は、6mのポールの頂頭部に超小型CCDカメラにレンズ部の長いピンホールレンズを取り付けたもので、少し高価なものでした。
後継機として安価なタイプのファイバースコープをCCDカメラに取り付け、ポールに搭載しました。
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←先端部が小さく高価な第1号機(白黒)
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←カラー&IRカメラ搭載
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その後、超小型CCDカメラを超高感度赤外CCDカメラに変更。
さらに無線発信機を搭載することにより、95年には伸縮ロッドの上にカメラを搭載する方法が重宝がられ、電力会社や鉄道会社には、ロッドを伸ばすだけで高所点検や鳥の巣を発見するためのカメラとして利用されました。
使用場所限定の特別注文で、無線発信機付きの販売も始めました。超小型CCDカメラの先端にファイバースコープ(直視・側視可変型)を取り付けて、小さな鳥の巣の中に差し込むものでした。ファイバースコープは画素数も低く、画質が悪い上に先端部が揺れ、撮影や作業がしにくく評判がよくありませんでした。
そこで1999年頃から開発を続け、2000年には超小型樹洞カメラ(有線式)の開発・販売を始めました。
HOGAでは近距離から遠距離(最長実績2.6km)の無線画像送受信の実績があります。この折、無線送受信20mタイプまで開発を進めました。
ただし無線カメラは免許を持った方で特定の周波数でないと利用できません。国内電波法の関係上、電波が3m以上飛ぶと、法令上違法となります。(電波管理局:2009年現在も同じ)
上記の理由から現在は無線送信式を販売しておりません。
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←コンパクトにきれいに見えますが、重くなりました。
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暗視スコープや赤外カメラのテクニックを駆使し、2001年に搭載カメラを超高性能の超小型カラー&赤外(IR)タイプにグレードアップしました。その結果、超高画質な上、一切光のない完全暗黒下でも撮影が可能になりました。現在でもこのタイプのカメラを供給中です。
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【新型改発情報】
2009年12月以降、樹洞カメラには超高性能・超小型カラー&IR CCDカメラ(サイズ:25W×25H×20Dmm・レンズ含む)を使用しています。
先端部の直径は約30mmで巣穴への出し入れを考慮しナツメ型の加工仕上げです。
【最新型の特長】
- 従来よりも高性能・高画質・超軽量。
- とてもシンプルなシステムで、万一故障しても修理も簡単。
- カラー&赤外CCDカメラの調光システムとして、ご希望で赤外照明とホワイトLEDをご選択いただけます。
- カメラヘッド部に超高性能集音マイクロフォンを装備しています。
- 上方向も下方向も、簡単に撮影方向を変えられます。
- ヘッドから制御部までの長さは70cmになります。
- 制御部から映像ケーブルは、10m+10m。特別な機器を使用しなくても、最長60m先で録画が可能です。
- 消費電力が極めて僅少です。
- カメラヘッドから制御部まで、フレキシブルチューブ、またはケーブルのみの直視カメラも製作可能です。
※特定の条件を満たす方には無線方式を販売いたしますが、電波が街に届くと違法な場合も多いです。それ以外に、長いロッドの先端に無線送信機用の装置やバッテリーを載せると、先端重量が重くなり操作が不便です。特にお勧めしてはおりません。
今日まで樹洞カメラの開発を続けてきました。今後もさらに改良を加え、お客様方のご期待にお応えできるよう努めて参ります。最新型の形状やご相談・価格詳細等はHOGAまでお問合せください。
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